職場環境の良さに惹かれて、外資系企業に転職したのですが、その時は安易に仕事で英語を使う機会があれば自然と英語力は伸びるだろうと思っていました。でも、入社後一年が経っても英語力に特に成長はみられず、危機感を覚えたからです。
外資系企業に勤めているのに、同僚に比べて英語ができないことに悩み、英会話スクールやオンラインの英会話を試してみましたが、思ったような成果が出ませんでした。今思えば、英会話スクールは会話を繰り返し実践する場ですので、英語の基礎ができていない私にとっては向いてない勉強法だったのかもしれません。そのため、どうにか基礎力をつけたいと思い、自主学習をしてみるものの、良い方法が分からなくて困っていました。
最初に発音の大切さを強調されたことが非常に印象深かったです。これまで私がしてきた英語の勉強はいわゆる受験用だったので、英文を読むのもリスニングも、問題集を解く程度しかしたことがなく、発音については特に考えたこともなかったので驚きました。確かに、どんなに素晴らしいことを言っていても、相手に伝わらなかったら意味がないですよね。そのためには正確な発音が大切だと気付かされました。
ベリタス（VERITAS）では英語特有の音と音がつながるリエゾン、ネイティヴ特有の英語の発音や省略の仕方を徹底的に学び、発音練習として実際に声に出して何度も繰り返し練習するのですが、こうすることで、音の違いや自分の声を意識するようになりました。また、注意するポイントが分かったおかげで、英語を正しく聞き取る力も同時についていったと感じます。対話をするためにはリスニング力とスピーキング力の両方が必要なので、発音の練習をすることで、この２つが同時にできるようになっていくという好循環は嬉しい変化でした。
ベリタス（VERITAS）のメイン教材である、ハーバード・ビジネス・スクール(HBS)で実際に使用されているケーススタディを読み解く中で、英語の構文を確認し、シャドーイングで音読やサイトトランスレーションで音訳などを続けただけなのですが、受講前は765だったTOEICのスコアが３ヶ月後には900、６ヶ月後には945になっていました。英語の構造に、目と口と耳が同時に慣れ、自然と理解できるようになったといった感覚なのですが、独学では一向に伸びなかったので驚きました。特にTOEIC対策をしたわけではなかったので、私が求めていた「英語の基礎力」がついたんだなと思っています。
学習法はもちろんですが、学習に対するモチベーションを維持できる環境も同様に素晴らしかったです。ベリタス（VERITAS） では週15時間の自宅学習が必要です。週15時間も勉強すれば、誰でも英語ができるようになるのではないか、と思う人もいるかもしれませんが、やはりそれを実践することは難しいのが現実です。ベリタス（VERITAS） では、受講者用のオンラインツールを利用するため、その専用スレッドで授業外でも質問をしたり、話し合ったりすることができます。こうやって仲間と一緒に勉強すると、一人では得られない気付きもあり、学びをより深いものにしてくれました。また、様々な分野で活躍しているクラスメイトから刺激をもらうことも、独学では得られないものだったと思います。
英語を使う仕事に就きたいと思えるようになったこと、そして実際に英語を使う仕事に就くことができたことという点で役に立っていると思います。外資系企業に勤務していたものの、そこでの主な業務は国内案件に関わるものだったのですが、受講後は、思い切って条約の締結に関連する業務を主なものとする政府機関の部署に応募し、幸いにも採用されました。条約はもちろん全て英語で書かれていますし、交渉会合も英語で行われます。この世界に飛び込む勇気と力を得ることができたのも、ベリタス（VERITAS）とそこで出会えた仲間のおかげだと思っています。ここでもまた、国際社会で現に活躍している方々に出会い、今後の仕事やキャリアを考えるうえでの指針や刺激となりました。
ベリタス（VERITAS）のおかげで、一人で勉強していたのでは得られなかったものがたくさん得られました。それは英語力だけではなく、そこから繋がる人の輪、そしてその先に広がる世界です。せっかく新しい扉を開けたのですから、恐れず前に進んでいきたいと思います。英語力を鍛えようと受講したベリタス（VERITAS）でしたが、それだけではないものが得られたことに心から感謝しています。ありがとうございました。
