2024.12.22 Japanese coaches | ベリタス(VERITAS)

シンプルな質問 ‘What do you think?’ に答えられない? | スタッフブログ | ベリタス(VERITAS)

海外の知人からよく聞かれる質問は、What do you think?

以前は、詳しくないから答えられないと思ったりしましたが、聞かれる度に「あまり詳しくないので・・・」と返答するわけにもいかない。

「よくわからないから」という言い訳は、日本では通用しても海外ではそうはいきません。海外では、何も言わなければ「関心がない人」か「何も考えていない人」と判断されてしまいます。

 

相手は、あなたがどう考えているのか聞きたいってわけです。

ただそれだけ。詳しい知識は不要です。

それなのになぜ、自分の意見がさっと出てこないのか?

 

日本では、周りを気にするためか公の場で自分の意見をハッキリ言うことを躊躇する傾向があります。しかし、海外では、自分のポジションを取ります。賛成なのか反対なのか。「どちらともいえない」や、 “Yes, but…” という選択肢はないのです。

 

先日、海外で開催された某global business summitに参加した時のこと。アメリカ人女性がこんなことを言っていました。

「アメリカ人と中国人は似てるよね。自分の意見を積極的に言うよね。聞かれなくてもね。それにしても日本人は控えめだよね。」と。

横にいた中国人男性は、「その通りだ。中国人も自己主張が強いよね。」と。

 

グローバルな環境では、自分の意見をしっかり述べることが大切です。

そうすることで存在感が増します。

では、なぜ日本人は自分の意見を発せられないのか?

日本の英語教育では、英単語や表現を覚えたり、文章読解を中心に学ぶことが主流でした。その影響もあってか、自分の意見を英語でしっかり伝えられる人が少ないように思います。

通勤時間に英語教材を聞いたり、語彙や表現をたくさん暗記したり、発音練習をしたり。これらの学習は英語のリスニングやリーディングに役立つかもしれませんが、意見を発せられるようにするためには、アウトプットにフォーカスした学習が必要です。

 

「自分の分野は何とか英語で話せるが、それ以外の分野の話だと聞き手にまわってしまうので何とかしたい」と言う相談を多く受けます。ならば、あえて自分の分野以外のトピックについて自分の意見を考えてみるのです。

例えば、「リモートワーク」。

最初に、結論。

賛成なのか? 反対なのか?

次に、なぜそう思うのか理由を多面的に三つひねり出す。

 

ベリタスでは、与えられたトピックについて英語で書く自宅課題があります。幅広い分野のトピックで、しかもフリースタイルではなく、ロジカルに。

書くことが目的ではありません。ディスカッションをするための考えを整理するためです。そして、多面的にコーチとディスカッション。

考えをまとめて英語で書く作業は簡単ではありません。ですが、これをやりきるとどうなるか? What do you think? と聞かれたとしても、自分の意見をしっかり伝えて、ディスカッションができるようになります。

アウトプットする機会が多いベリタスのプログラム。

多くの方に、グローバルで通用する英語のアウトプット力をつけていただきたいと思います。

Veritas Coach

Mikiya Mori

Mikiya was born and raised in Gifu. He was fascinated to learn English when he was in junior high school. He practiced English words and sentences every day because he wanted to go to America. At college, he earned a study abroad opportunity in Seattle. His American experience really opened his eyes. As for career, he worked at Goldman Sachs and JP Morgan in the equities division for 18 years in Tokyo, London, and New York. In his 40s, he earned a Doctor of Education degree at University of Southern California to prepare himself for a career in education. Back in Tokyo, he managed an MBA program for mid-career managers as the program director for 12 years at Temple University Japan Campus. For many years, he wanted to help Japanese business professionals to be able to express themselves confidently in English and develop global mindset. Those qualities brought him many opportunities so now he wants to give back to society. Mikiya discovered Veritas whose mission matched with his passion. He believes in lifelong learning and hopes to contribute to students by sharing his experience. With the help of strong team, he is excited about the opportunity to inspire students to become global leaders of tomorrow.