こんにちは!ベリタス日本人コーチの森です。ブログ初登場になります。
先日、社内でself-introductionという課題をやりました。英語で自己紹介をするわけなのですが、これが思っていたより大変でした。目標は、自分がどんな人間かを3分で伝えられること。自分のキャリア関連の内容は約7割、個人的なものは約3割にし、企業名や地名は極力入れないこと。コロナ禍なのでオンラインで、かつ、原稿は無し。
では、何が難しかったのか。
一つ目の難しさは、原稿づくりです。日本人がやりがちな学歴や職歴中心の内容ではなく、自分が誰なのかが分かるものにしなければなりません。私は、国際的な場で活躍できる日本人を増やしたいと思い、英語コーチの仕事に就きました。なぜそう思うようになったのかを説明するためにどんどん書いていきました。すると、A4で2枚強になり、実際に声に出して読んでみたら5分半もかかってしまいました。あれも入れたいこれも入れなければと書いていったら長くなってしまったのです。そこで、本当に必要な内容以外は削ることにしました。簡潔でわかりやすく、相手が引き込まれる内容にするためにはストーリーも必要です。何度も修正を重ねた末には、ほぼ1枚にまとめることができました。
二つ目の難しさは、原稿を見ないで発表できるようにすることです。発表日前までに、自己紹介をスマホで録画したものを先輩インターナショナルコーチに送り、フィードバックをもらってから完成させるのですが、何度練習しても途中で詰まってしまいます。くじけず80回程練習を続けたところ、詰まらなくなりました。
本番直前にはドキドキして脈拍が一気に上昇。深呼吸をしてから本番に臨みましたが、詰まることなく自然なスピードで、英語で自己紹介をすることができました。オンラインなので、相手の表情を画面上で見ながら話すのではなく、ビデオカメラの穴のあたりを見て話すように心がけました。先輩のインターナショナルコーチからは、「ストーリーがあって良かった。」とコメントをいただきました。
さて、国際的なカンファレンスなどに参加すると、参加者が歓談する時間が設けられています。以前、米国大学のビジネススクールに勤務していたころ、世界中のエグゼクティブMBAプログラム運営担当者が一堂に集まる国際カンファレンスに何度か参加したことがあります。会場で初対面の方と会話を交わすときには、相手の方に自分がどんな人間かを覚えてもらいたいですよね。そのためにも、名刺に頼らず相手の記憶に残るような自己紹介ができるようにしておきたいものです。
みなさんは自分がどんな人間かを簡潔にアピールできる自己紹介を名刺なしでできますか?
Veritas Coach
Mikiya Mori
Mikiya was born and raised in Gifu. He was fascinated to learn English when he was in junior high school. He practiced English words and sentences every day because he wanted to go to America. At college, he earned a study abroad opportunity in Seattle. His American experience really opened his eyes. As for career, he worked at Goldman Sachs and JP Morgan in the equities division for 18 years in Tokyo, London, and New York. In his 40s, he earned a Doctor of Education degree at University of Southern California to prepare himself for a career in education. Back in Tokyo, he managed an MBA program for mid-career managers as the program director for 12 years at Temple University Japan Campus. For many years, he wanted to help Japanese business professionals to be able to express themselves confidently in English and develop global mindset. Those qualities brought him many opportunities so now he wants to give back to society. Mikiya discovered Veritas whose mission matched with his passion. He believes in lifelong learning and hopes to contribute to students by sharing his experience. With the help of strong team, he is excited about the opportunity to inspire students to become global leaders of tomorrow.