2024.08.10 Japanese coaches | ベリタス(VERITAS)

ベリタスのコーチング | スタッフブログ | ベリタス(VERITAS)

ベリタスのプログラムでは、色々なバックグラウンドをお持ちの方々が学ばれています。学ぶ理由も様々です。

例えば、海外とのやり取りが多くなる部署に異動が決まり英語力が必須になった方。将来、海外勤務を希望されている方。日本だけでなくアジア全体を統括する立場になり、今まで以上にグローバルリーダとしての英語コミュニケーション力を向上したい方。グローバル企業のエグゼクティブとしてリーダーシップを発揮するための英語力をつけたい方。今は仕事で英語は使わないが、将来の為に今のうちに英語コミュニケーション力をつけておきたい方等。

ベリタスのコーチ陣はこういった方々がどんな目的で学ぼうとしているのかをしっかり理解した上でコーチングをすることを大切にしています。各クラスでは、コーチも受講者と共に各種プラクティスに一緒に取り組みます。

そのなかで、コーチはクラスでいろいろな場面に遭遇します。どういう場面なのかいくつか例を挙げてみましょう。

例1)話すペースが速くて内容がわかりにくい。

なぜわかりにくいのか。急いで話そうとするため口をアクティブに動かせていないのと息の量も少ない。その結果、個々の単語を明瞭に発音できていない。また、ペースが速いので英語のリズムになっていない。

例2)ディスカッションで意見を聞かれた時、状況説明から話し始めたが何を伝えたいのか理解されないまま話が終わってしまった。

原因は、状況説明をすることだけに一生懸命になり結論が抜けていた。結論ファーストで話す習慣を身につければよい。ボキャブラリーの問題ではない。

こういった場面に遭遇した時、私の頭の中はこうです。「Xさんは、グローバルな会議に参加されるリーダーだったな。リーダーとしての存在感を滲み出しながら相手に理解されるにはこういう伝え方をした方が良いな。発音が明瞭でない単語もいくつかあるな。どういう言葉でフィードバックを返すと気づいてもらえるかな。どのタイミングで伝えるか。今だ!」

こうしたコーチングプロセスを可能にしていることが二つあります。一つは、受講者を理解していることです。どんな業界でどんなポジションで仕事をされているのかや、英語を学ぶ目的は何かをプログラム開始前に把握しています。もう一つは、私自身の英語習得経験や約30年に及ぶグローバルキャリアでの英語コミュニケーションの経験です。

前職では、テンプル大学ビジネススクールのエグゼクティブMBAプログラムを日本で運営する仕事を12年間勤めました。アメリカ在住の教授陣やスタッフと常にコミュニケーションをとりながら仕事をするなかでコミュニケーションの大切さを多く学びました。

例えば、来学期のコースについての教授との1対1のミーティングでは、スモールトークで始まり本題に入ります。彼らはミーティングの目的を再度口頭で確認した後、宿題やグループプロジェクトはこういうものにしたい。その理由はこうだと言う具合にロジカルに話します。そして、What do you think? と私の意見を聞いてきます。ビジネススクールの教授は結論ファーストです。早口でもなくわざとゆっくり話すわけでもありません。日本の偉い方々がやりがちな難しい言葉を並べるようなことはしません。誰でもわかる単語や表現を使って話します。とてもシンプルです。私自身もシンプルに話します。

ここでベリタスが定義する英語像をお話しすると、

「自分の意見をロジカルに堂々とシンプルな表現で伝える

そして、相手のペースで聞き、自分のペースで話す」

これがベリタスの目指す英語像です。先ほどのビジネススクールの教授陣のコミュニケーションの仕方と通ずるところがありますね。

今回のブログでは、ベリタスのコーチングについてお話ししました。

多くの方に、グローバルで通用するリーダーとしての英語コミュニケーション力をつけていただきたいと思います。

Veritas Coach

Mikiya Mori

Mikiya was born and raised in Gifu. He was fascinated to learn English when he was in junior high school. He practiced English words and sentences every day because he wanted to go to America. At college, he earned a study abroad opportunity in Seattle. His American experience really opened his eyes. As for career, he worked at Goldman Sachs and JP Morgan in the equities division for 18 years in Tokyo, London, and New York. In his 40s, he earned a Doctor of Education degree at University of Southern California to prepare himself for a career in education. Back in Tokyo, he managed an MBA program for mid-career managers as the program director for 12 years at Temple University Japan Campus. For many years, he wanted to help Japanese business professionals to be able to express themselves confidently in English and develop global mindset. Those qualities brought him many opportunities so now he wants to give back to society. Mikiya discovered Veritas whose mission matched with his passion. He believes in lifelong learning and hopes to contribute to students by sharing his experience. With the help of strong team, he is excited about the opportunity to inspire students to become global leaders of tomorrow.