2020.07.16 Japanese coaches | ベリタス(VERITAS)

クリアボード越しに伝わる思いやり | コーチブログ | ベリタス(VERITAS)

東京ではコロナウイルスへの警戒が続くなか、対策が済んだお店が少しずつ開き始め、久しぶりにお気に入りの場所へ足を運ばれた方は多いのではないでしょうか。

私自身も、先日久しぶりに、大好きなスターバックスへ読書をしに出かけました。店内では、感染予防として、スタッフの皆さんはマスクを装着し、かつレジにはクリアボードが置かれ、お客さんにも食事以外でのマスクの着用が義務付けられていました。

こうした状況での注文は、思いがけず、困難を極めました。

レジに置かれたクリアボードに阻まれ、私の声はなかなか聞き取ってもらえず、スタッフの方の声もほとんど聞き取れません。お互いに何度も聞き直してしまい、たった1杯のコーヒーを頼むのに、普段の2倍以上の時間がかかってしまいました。この時ほど「口の動きさえ見えれば…!」と思ったことはありません。

会話をする際に、声だけではなく、さまざまな情報を五感で感じ取りながら話しているということを、身に染みて感じる出来事でした。

ベリタスでは、プログラムが始まった8年前から、プロフェッショナルに堂々と伝えることをゴールと設定するなかで、コミュニケーションにおける「大きくはっきり口を動かすこと」、また伝える際の「アイコンタクト」の大切さをお伝えしています。

コロナ対策として、全面的にオンラインのクラスに移行したことを受けて、オンラインでの画面越しのコミュニケーションは、ウイルス対策がなされたスターバックスと同様、五感で感じられる情報が少なく、メッセージが伝わりにくくなることを実感しています。

今後どの業界でもビジネスシーンでのオンライン上のやりとりが増えていくなか、「ゆっくり大きな声で話すこと」や、「アイコンタクトを始めとする表情によるコミュニケーション」を、画面からも伝わるように、はっきりと示すことが、ますます大切になっていくのではないでしょうか。

スターバックスのスタッフの皆さんの接客が素晴らしいのは、マスクをしていても、優しく微笑んだ目から、思いやりが伝わってくるところです。

この日の出来事から「声を大きく、ゆっくり、はっきりと」「アイコンタクトを効果的に使った」コミュニケーションにシフトし、ビジネスパートナーやクライアントに効果的にメッセージを伝えていくことは、ウィズコロナでの働き方への適応の第一歩だと感じさせられました。

Veritas Coach

Moe Teraoka

Before joining Veritas Moe used to write blueprints for architecture and work with a lot of artisans. Those artisans all had different specialties and working in this environment truly helped Moe work with the diverse Veritas team. Moe decided to join Veritas as a coach because she believes in the Veritas method through her own learning experience as a student at Veritas, and she wants to help expand this unique and powerful method to more people around her. Seeing students’ progress and their career path after the Veritas program makes her motivated. Moe truly enjoys improving herself alongside students. Moe likes to make Veritas students go over their limitations. She believes they can change their life completely with hard work through the three-month English program at Veritas.